B.l.u.e. Legend of water

b.l.u.e. Legend of water

『b.l.u.e. Legend of water』は、1998年7月9日にハドソンからリリースされたPlayStation用の海洋アドベンチャーゲームです。このゲームは、プレイヤーが遺跡内の罠や仕掛けを解きながら物語を進めていくスタイルが特徴です。パズル要素が強く、様々なAIシステムを駆使して進めるゲーム体験が楽しめます。また、ストーリーは5章構成になっており、マルチエンディングが用意されています。各章でのイベントやキャラクターとの会話がエンディングに影響を与える仕組みです。

ストーリー背景

物語は、17歳の主人公マイアが父親のハルベルトが勤務する海洋調査基地「ノーザンクロス」にヘリコプターで向かうところから始まります。この基地では、ムー大陸の遺跡の発掘作業が行われており、マイアはその現場を見学するために訪れます。彼女は以前から「自分を呼び続ける声」という不思議な夢を見ており、その声は遺跡の発見以降、ますます強くなっていました。

基地に到着したマイアは、早速ダイビングデッキへと向かいます。そこで、彼女にとっての大切なパートナーであるイルカのルカが待っているためです。久しぶりにルカと泳ぐことで、マイアはこの探検が自らの過去や運命に深く関わることになるとは思いもよりませんでした。

主な登場人物

• - マイア: 本作の主人公で、好奇心旺盛な17歳の少女。肺活量が非常に優れており、普通の人では行けない深い海の底にも自ら潜ることができます。彼女はこの冒険を通じて、自己の運命を見つけることとなります。

• - ルカ: マイアの親友であるイルカ。数々の場面でマイアを励まし、助けます。

• - ハルベルト: マイアの父親であり、遺跡発掘チームのリーダーです。海洋考古学者としての経験を持ちますが、過去に悲しい出来事を抱えています。

• - 青龍: 発掘チームの地質天文学者で、マイアを何かと気にかけています。彼には特別な任務が隠されています。

• - ダーク、グレイブ、小太刀、パスガノン: 発掘チームの他のメンバーたちで、各自に独自の役割とバックストーリーを持っています。

• - クリス: 言語学者で、遺跡で発見された文字の解読を行うためにノーザンクロスに訪れます。

ゲームシステム

プレイヤーは海中での行動を男女に制限する「肺活量メーター」を駆使しながら、探索や謎解きを行います。また、周囲のパートナーであるイルカに指示を出すことができる「AIシステム」も利用可能です。これにより、探索モードや協力モード、待機モード、誘導モードといった多彩なアクションが可能になります。

世界観と探索エリア

ゲームの舞台は「ノーザンクロス」と呼ばれる基地を中心に、遺跡や沈没船、神殿など多様な環境が用意されています。プレイヤーはそれぞれのエリアで与えられる謎を解き明かし、マイアや仲間との関係を深めながら進行します。

• - ノーザンクロス: 基地としての役割を果たし、サポートアイテムを得たり、人物との会話が行えたりします。
• - 遺跡: 1章から3章で探検が行われ、様々な仕掛けが設けられています。
• - 沈没船: 勢力と敵の狙いが絡み合う場所で、重要なストーリーイベントが発生します。
• - 神殿: 物語のクライマックスとして最後に訪れる地点です。

このように、『b.l.u.e. Legend of water』は深いストーリー展開と魅力的なキャラクター、そして挑戦的なゲームプレイを併せ持つ作品です。

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